【為替スプレッド注意】DMM株が米国株式手数料を完全無料化
DMM株が米国株式手数料の完全無料化を発表しました
12月9日約定分から手数料が無料となります。
気を付けて欲しいのは、取引手数料は無料ですが、為替スプレッド(手数料)は従来通りかかる事です。
米国株式を売買するためには円をドルに替える必要があります。
その時にかかる手数料が為替スプレッドです。
特に注意して欲しいのは配当金に対する為替スプレッドです
なぜか配当金に対する為替スプレッドは、売買時よりもかなり高く設定されています。
配当再投資には全く向いていないため、DMM株を検討している方は最後まで読んでみて下さい。
①外貨決済はできない
最初に知っておいて欲しいのは、DMM株では外貨決済に対応していない事です。
米国株式を購入する時は円決済する必要がありますし、売却した時も円で入ってきます。
その為、購入・売却する時は必ず為替スプレッドを支払う必要があります。
大手ネット証券(楽天・SBI・マネックス)では、外貨決済ができるためドルで購入・売却ができます。
②購入・売却の為替スプレッド(手数料)は25銭
DMM株での購入・売却の為替スプレッドは1ドルあたり25銭です。
これは大手ネット証券(楽天・SBI・マネックス)と同じです。
為替スプレッド | |
---|---|
DMM株 | 25銭 |
楽天 | 25銭 |
SBI | 25銭(4銭) |
マネックス | 25銭 |
ただし、SBI証券だけ為替スプレッドを安くするテクニックがあります。
SBI証券のスプレッドは25銭ですが、SBI銀行では4銭と非常に安くなっています。
そのため、SBI銀行でドルを買い、SBI証券に外貨入金すれば、為替スプレッドを4銭で済ませられます。
③配当金の為替スプレッドは1円
DMM株では外貨決済できないため、受け取った配当金は円で入金されます。
ドルで受け取った配当金が円に交換されているのですが、この時の為替スプレッドは1円と割高です。
購入・売却時の4倍のスプレッドです
現在の為替1ドル約109円のため、為替手数料は1%近くになってしまいます。
■配当金の計算時に採用する為替レートについて
配当金は、金融機関における「公示レート(TTB)」を計算時に採用しております。
なお、「公示レート(TTB)」は、「仲値レート(TTM)-1.00円」となります。
配当金に対する為替スプレッドはHPに記載が見当たらなかったため、問い合わせしました。
仲値レート(TTM)との差1.00円が為替スプレッドです。
結論:配当再投資には向かない
DMM株で配当再投資しようとすると、1円25銭の為替スプレッドを支払う必要があります。
- 配当金受取り時:1円
- 再投資時:25銭
現在の為替1ドル109円では、為替手数料が1%を超えてしまいます。
つまり、大手ネット証券(楽天・SBI・マネックス)の売買手数料0.45%(税抜き)の方が安い訳です。
そのため、配当再投資をするならば大手ネット証券のが有利です。
個人的には、為替スプレッドを4銭に下げられるSBI証券がベストだと考えます
キャピタルゲイン狙いには最適
配当金を受け取る場合には向いていないですが、キャピタルゲイン狙いの投資との相性は抜群です。
GoogleやAmazonのような無配当の成長株に投資するのならオススメです。
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