コロナショックおじさんとは? 性別、心理、リーマンショックおじさんとの違いを徹底解説
君はリーマンショックおじさんを知っているかい?
2008年に起きたリーマンショックに直面。終わりの見えない経済崩壊に心を砕かれる。
アベノミクスが始まっても、当時の恐怖心からリスク資産を買う事もままならず、新参者に対して「リーマンショックの時は」と語る説教おじさんの亜種である
出典:私の感想である
そして時が過ぎて2020年、次なる説教おじさんが生まれようとしている。
それが、コロナショックおじさんである。
- おじさんという以上、性別は男だ。
- 資産運用のつもりで、実はギャンブル(株式投資)をしている。
- 心理は打たれ弱い。昔の事を引きずってしまうタイプだ。
その大半が3月初旬のダウの暴落で退場してしまった。
退場:心砕かれて資産運用を止めてしまった事だよ
リーマンもコロナも説教おじさんの亜種である事には変わらないが、その心が受けた恐怖には大きな違いがある。
コロナショックは、リーマンショックとは一味違う。
コロナショックとリーマンショックの違い
コロナショックの暴落はイナズマのごとく速かった。
たったの1ヶ月でNYダウは29,500ドルから20,000ドルまで下げてしまった。
下落幅も30%であり、他の暴落と見比べても見劣りしない。
リーマンショックの時は高値から50%下落したが、これには1年半かかっている。
それも下落と緩やかなリバウンドを繰り返しながらである。
対してコロナショックは1日だけの強烈なリバウンドはあるものの、翌日にはすぐさま全戻ししている。
ほぼ回復無しの暴落だったため、追証の連鎖も止まらず、これほどの短期間で30%もの下落に繋がったのだろう。
コロナショックおじさんは、間違いなくこの下落スピードの速さを強調するだろう。
サウジ大激怒→原油の大暴落
石油輸出国機構(OPEC)は新型コロナウイルスの流行中に市場を安定化させるため、追加減産を求めていたが、ロシアは6日、それを拒否した。
コロナウイルスを理由にOPECはロシアに対して原油の減産を要請。
ロシア「だが断る」
これに激怒したサウジアラビアは、石油の増産を決定。
狙いはシェールオイル業界への攻撃だと思われるが、原油価格は大暴落。
経済へ大きな混乱を与えた。
これもまた、リーマンショックには無かった特徴だ。
実体経済の減速を反映している
コロナショックで多くの退場者を出した原因はこれだろう。
当初の中国で感染拡大している時は、まだ良かった。
輸出業には痛手だが、それでもまだタカが知れている。
2月初旬まではただの風邪だとばかりに、相場は堅調だった。
しかし、次第に感染が拡大し、日本、米国、欧州、アジアへと広まっていく。
日本でも外出の自粛モードになり、飲食業・サービス業は大打撃が確定している。
その上、これがいつ終わるのか未だに分からない。
先の見えない不安を相場は取り込んでしまった。
未来の見通しが悪いという事は、リスクが高いということと同義だ。
過剰なリスクを含んだまま、割高な株価を維持することはできない。
リーマンショックと同じならこの後金融恐慌
リーマンショックの時は、前年度にサブプライムローン問題が生じていた。
サブプライムローンは実体経済の問題。
しかし、これだけでは景気後退は確定せず、その後のリーマン・ブラザーズの倒産が決め手となった。
金融での問題が発生して、始めて景気後退が確定するのだ。
今回のコロナショックは大きな影響を与えているが、実体経済の問題のみで、金融での問題は発生していない。
リーマンショックと同じパターンだとすると、この後巨大な金融機関が倒産し、金融恐慌が起こる、、、
のかもしれない
最後に、舶来物の黒き(白き)デンプン質が暴落を予期していた事をここに記す。