困った時に助けてくれるのはお金以外の資本
今回のテーマはお金以外の資本です
最近、貯金が1000万円超えても安心感は生まれなかった、という記事を読みました。
【実体験】貯金が1000万円を超えた時も安心感が得られなかった理由 - こびと株.com
この記事の中で、印象的だった部分を抜粋したいと思います。
著者の友人に突然の不幸が襲い掛かり、それを頑張って乗り切るというエピソードです。
・子供が交通事故に遭い入院
・配偶者が余命宣告される
・(別な)子供がイジメにあい不登校気味になる
これらの出来事が同時に起きた家庭を知っています。これを乗り越えられたのは、貯金があったからではなく、家族を引っ張ったリーダーに根性があったからです。
さすがにこんな事態が発生したら、パニクります。
もちろん、お金で解決できる部分はあります。
しかし、お金で解決するにしても時間と行動力が必要です。
例えば、一時的に家政婦さんを雇うにしても、調べて相談して頼むだけでも一苦労です。
超大金持ちで、元々お手伝いさんがいるなら良いのですが、数千万円の資産では非現実的です。
結局、困った時にはお金以外の部分も効いてくる、というのが現実なのでしょう。
では困った時に役立つのってどういったものでしょうか?
自分を支えてくれる3つの資本
困った時に役立つものは、次の3つの資本に分けて考える事ができます。
- 人的資本
- 金融資本
- 社会資本
人的資本は自分自身の行動力など、金融資本はお金でできる事、社会資本は友人や家族ができる事です。
先程の困った例に当てはめると、次のような解決ができます。
- 人的資本:子供と妻の世話をする
- 金融資本:タクシー移動で体力と時間を温存
- 社会資本:親に頼んで不登校の子供の面倒を見てもらう
お金だけで解決する事は難しいですが、いくつかの資本の合わせ技をすれば何とか乗り切れそうです。
普段から困った時を想定して、いざという時にどんな資本があるのか整理しておく事をオススメします。
また、人的資本は体力だけでなく、知的能力も含みます。
お金の上手な使い方を知る事で、金融資本を効果的に使う事も可能です。
どんな便利なサービスがあるかは使ってみないと分からないので、普段から浪費して学んでおくのも1つの対策かもしれません。
可処分時間の確保は役に立つ
3つの資本以外にも、可処分時間があると困った時に役立ちます。
時間が無いと、冷静な判断ができませんし、金融資本や社会資本を有効に活かせません。
その為、日常的な家事などは時短化しておくのがオススメです。
3つの資本の出典について
これは幸福の資本論にて紹介されている分類です。
同書はお金目線で書かれているため、次のように整理されています。
- 人的資本:給与所得を得る力
- 金融資本:金融資産
- 社会資本:友人や家族
金融資本と社会資本が両立しないなどの興味深い話もあるため、一度読んでみてはいかがでしょう。
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